両国絵巻

2025年5月13日から東京・両国で開催される、「両国絵巻」グループ展示に参加しています!

テーマは「」「相撲

私は、相撲がテーマの日本の昔話のイラスト・昔話のイラストと、和…から連想して妖怪の絵を描きました!

普段はデジタルで描いていますが、今回は展示ということでアナログイラストにチャレンジしています!

▼会場の様子▼

▼作品▼

ねずみの相撲

使用画材:不透明水彩

ねずみの相撲 イラスト

日本の昔話「ねずみの相撲」の絵を描きました。せっかく実際に絵を見てもらうので、アナログにチャレンジしてみました♪

最初は後ろでおじいさん・おばあさんが応援しているイラストだったのですが、なんだか寂しいな…と感じ、せっかくなので虫たちに応援してもらうことにしました。小さいねずみの「>ム<」というお顔が特にお気に入りです^^

お爺さんが山で柴刈りをしていると、どこからともなく「でんかしょ、でんかしょ」とかけ声が聞こえる。

声のする方に行ってみると、ネズミが二匹相撲を取っていた。太っているネズミは長者のとこのネズミで、痩せているネズミはお爺さんの家のネズミだった。お爺さんは痩せているネズミが負けっぱなしなのを哀れんで、その日餅をついてネズミに食べさせてやった。

すると翌日はやせたネズミも太ったネズミに負けない相撲をとれるようになった。太ったネズミがどうしてそんなに強くなったのかと訪ねると、痩せたネズミはお餅を食べたからだと答える。そこで太ったネズミは今晩蔵の中からお金を持っていくからお餅を食べさせて欲しいと頼む。

その夜お爺さんとお婆さんは二匹のネズミのためにお餅と赤いふんどしを作ってやった。次の日、二匹のネズミは赤いふんどしをしめて「でんかしょ、でんかしょ」と言って相撲をとり、お爺さんとお婆さんはそれを見て喜んだ。

(出典:まんが日本昔話∼データベース∼ より)

金太郎

使用画材:不透明水彩

金太郎 イラスト

こちらは有名な日本の昔話、「金太郎」のイラストです。「相撲」はお話の本筋ではありませんが、金太郎は動物たちと相撲を楽しんでいたらしいのでそこから題材として選びました。イラストは、みんなで遊び場に向かっているところです。一匹だけ何故か二足歩行で走っている狸がお気に入りです。(笑)

金太郎と言うととても有名に感じますが、実はお話のあらすじをあまり知らず、今回初めてしっかりと絵本を読みました。(↓あらすじ記載してますので、気になる方は読んでみてくださいね。)

昔、足柄山の山奥の家に金太郎と母親が暮らしていました。金太郎は産まれた時からの力持ちで石臼をハイハイしながら引きずってしまうほどでした。

金太郎が歩き始めると、母親は金太郎に腹掛けを作りましたが、腹掛けはブカブカでした。でもそれは、金太郎が早く大きくなるようにという願いが込められていたのです。山奥で暮らす金太郎の遊び仲間は動物たちでした。元気に動物たちと遊ぶうちに金太郎はどんどん大きくなり、腹掛けもピッタリになっていました。

金太郎が身体が大きくなり力がついたことを知った母親は、金太郎に鉞を与えました。金太郎はその鉞で薪割りの手伝いをするようになりました。

その年の秋。動物たちが金太郎のところに来て栗拾いに行かないかと誘いました。金太郎は喜んで動物たちと栗拾いに出かけましたが、崖にかかっていた橋がなくなっていました。動物たちが困っていると、金太郎は近くにあった大きな木を力一杯押し倒し橋をかけてあげました。

金太郎たちが橋を渡った向こう側には栗の木があり、栗の実が沢山落ちていました。皆が夢中で栗拾いをしていましたが突然、茂みの方から大きな熊が現れました。動物たちは震え上がりましたが、金太郎は怖がることなく熊とがっぷり組み合いました。

山で一番強い熊が相手では流石の金太郎もなかなか勝負がつけられません。動物たちの応援に励まされ金太郎はついに熊を持ち上げ勝ちました。熊は降参して、金太郎と他の動物たちと仲良くなりました。

この金太郎はのちに坂田金時と名を改め、源頼光四天王のひとりに数えられる立派な武士になるのです。これは坂田金時の子供時代の物語です。

(出典:まんが日本昔話∼データベース∼ より)

舌切り雀/桃太郎/花咲かじいさん

使用画材:透明水彩・色鉛筆

昔話イラスト

日本の昔話繋がりで、「舌切り雀」「桃太郎」「はなさかじいさん」のイラストを描きました。

舌切り雀や花咲かじいさんは、少し悲しいお話なのですが、今回は見た人があたたかな気持ちになってほしいなと思ったので、「幸せな世界線を描く」と決めて描きました。この雀さんは舌は切られてませんし、犬さんは元気におじいさんと暮らしています。桃太郎たちは鬼とは和解して仲良くみんなで暮らしています。きびだんごが無くても、みんな桃太郎のことが大好きです。

平和で幸せな世界線の昔話の登場人物を楽しんでいただけたら嬉しいです。

ねぇねぇ妖怪、なんか用かい?

インクジェットプリント

こちらはつくし企画さん主催「駄洒落作画図鑑展」に出展させていただいた作品です。妖怪の世界に迷い込んだ男の子に、妖怪たちが「なんか用かい?」と話しかけています。

2022年の作品で、つくし企画さんに展示会に参加しませんか?とお声がけいただいたことがきっかけで生まれました。イラストレーターとして頑張ろう!と決めたのはいいものの、何をしたら良いのか分からず、何もできず、自己肯定感が下がっていた時だったので、声をかけてもらったときは、私のイラストを見てくれている人がいたのか!!と、とても嬉しかったことを覚えています。この作品を描くまで、作品を完成させるということをあまりしてこなかったので、しっかり最後まで書き上げたことで自信につながった、私にとって、とても大切な作品です。

妖怪さんたち

使用画材:透明水彩・色鉛筆

妖怪繋がりで、ちっさい妖怪さんたちをたくさん描いてみました。妖怪さんイラスト、目標は9枚だったのですが、時間が足りず断念…!今回は7匹(人)の妖怪さんたちを展示会に送り出しました。

透明水彩、とてもきれいな色がでて感動しました…!特にかみなり君の背景の紫~黄色のグラデーションが気に入っています⚡予想と違う滲みが出たり、ぎゃくに予想通りに色が出たりと、制作がとても楽しかったです!

▼コラボ作品▼

今回は、書家の由季さんとコラボの作品も作らせていただきました!どちらも河童を描いています🥒

他のクリエイターさんも由季さんとコラボしているので、「それぞれの持ち味×書」がとても楽しい展示になっています~!特に右側の「月の水面」はお気に入りで、月の光を金の絵の具を使って表現しています。透明水彩の金色、とってもきれいに発色しているので、是非実際に見ていただきたいです…!

作品の紹介は以上になります☆彡

作品を見ていただけるだけではなく、妖怪さんのダイカットステッカーや、「ねずみの相撲」「金太郎」のポストカードを販売しています!

他の作家さんも素敵な作品&雑貨を用意されていますので、お近くの方は是非足を運んでみてくださいね~!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました☀

展示詳細

会期☀2025年5月13日(木)~5月17日(日)

時間☀11時〜18時 

開催場所☀ピクトリコ ショップ&ギャラリー

住所☀東京都墨田区横網1-2-16両国ガイビル國技館前5F

入場無料

ピクトリコ ショップ&ギャラリーHP

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