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保育士時代、帰りたくないと泣いていた子の手の甲に、ふと思いついて電車のイラストを描き、「電車さんと帰ろうか！」と声をかけました。するとその子は少し驚きながら「パトカーも描いて」と言いました。反対の手にパトカーを描くと、さっきまでの涙が嘘のように満面の笑みになり、「電車とパトカーと帰るね、バイバイ～！」と手を振ってくれたのです。

そのとき、私は「絵にはこんなにも人を笑顔にする力があるんだ」と強く感じました。
今の私も、そのときの感動を胸に、絵を描き続けています。

子どもたちがワクワクしたり、思わず笑顔になるような絵をお届けしたい。子どもたちの心に寄り添いながら、毎日に小さな元気の種をまいていきたいと思っています。